特集 新メカノトランスダクション:工学との融合が明らかにする力学刺激センサーの動作とシグナル伝達
遺伝子発現とメカノトランスダクション
宮坂 恒太
1
,
佐藤 恵莉子
,
渡邉 裕介
1東北大学加齢医学研究所 神経機能制御分野
キーワード:
遺伝子発現
,
メカニカルストレス
,
心拡大
,
器官形成
,
G-Protein-Coupled Receptors
,
メカノトランスダクション
,
Integrin-Linked Kinase
,
Muscle LIM Protein
,
Myocardin
,
コミットメント(細胞分化)
,
YY1AP Protein
,
Human MIRN21 MicroRNA
,
Human MIRN143 MicroRNA
Keyword:
Cardiomegaly
,
Stress, Mechanical
,
Gene Expression
,
Mechanotransduction, Cellular
,
Receptors, G-Protein-Coupled
,
Organogenesis
,
Cysteine and Glycine-Rich Protein 3
,
Integrin-Linked Kinase
,
Myocardin
,
YY1AP1 Protein, Human
,
MIRN21 MicroRNA, Human
,
MIRN143 MicroRNA, Human
pp.955-960
発行日 2014年8月22日
Published Date 2014/8/22
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メカニカルストレスは,細胞骨格の再構築を介して物理的な形態変化を誘導するだけでなく,驚くほど多彩な遺伝子発現変化を惹起し,細胞分化や恒常性維持などの様々な応答を可能にしている.しかし,メカニカルストレスという物理的パラメーターの変化がどのようにして遺伝子発現変化を引き起こすのか,その機構には不明な点が多い.本稿では,メカニカルストレス依存的に遺伝子発現を制御する分子について,近年蓄積された知見をもとに,その分子機構と生物学的な意義を解説したい.
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