特集 アカデミアの創薬スクリーニング:分子標的からリード化合物発見への戦略
生細胞蛍光イメージングを用いたビジュアルスクリーニング
八木 俊輔
1
,
川越 鳴海
,
松田 道行
1京都大学 大学院生命科学研究科高次生命科学専攻認知情報学講座生体制御学分野
キーワード:
蛍光顕微鏡検査法
,
バイオセンサー
,
ras Proteins
,
新薬開発
,
raf Kinases
,
蛍光共鳴エネルギー移動
,
ハイスループットスクリーニング法
,
光イメージング
,
Yellow Fluorescent Protein
,
タンパク質相互作用
,
Cyan Fluorescent Protein
Keyword:
Microscopy, Fluorescence
,
Biosensing Techniques
,
ras Proteins
,
Fluorescence Resonance Energy Transfer
,
raf Kinases
,
Drug Discovery
,
High-Throughput Screening Assays
,
Optical Imaging
,
Cyan Fluorescent Protein
pp.660-665
発行日 2013年5月22日
Published Date 2013/5/22
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ビジュアルスクリーニングは蛍光イメージングを用いた化合物スクリーニングの一種である.この手法は近年,高度な機能を備えた顕微鏡の登場によってハイスループットスクリーニングに応用されるようになってきた.本稿ではまず,ビジュアルスクリーニングの基礎や必要な機器について概説する.その後ビジュアルスクリーニングの具体例として,in cell FRETを紹介する.in cell FRETは生細胞中で高感度にタンパク質間相互作用を検出するアッセイ系であり,in vitro では検出が困難であった不安定なタンパク質間相互作用を薬剤スクリーニングのターゲットとすることができる.
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