特集 次世代生物学の扉を開く 1細胞解析法
非標識神経伝達物質イメージング技術と1細胞分析への展開
澤田 和明
1
1豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系
キーワード:
Acetylcholine
,
Potassium Channels
,
水素イオン濃度
,
バイオセンサー
,
Glutamic Acid
,
神経伝達物質と神経伝達物質作用剤
,
光イメージング
,
単一細胞解析
,
ICカード
,
電荷結合素子
Keyword:
Acetylcholine
,
Hydrogen-Ion Concentration
,
Potassium Channels
,
Biosensing Techniques
,
Neurotransmitter Agents
,
Glutamic Acid
,
Single-Cell Analysis
,
Optical Imaging
pp.283-287
発行日 2015年2月22日
Published Date 2015/2/22
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近年,細胞の活動,DNAやタンパク質の検出を非標識で行いたいとの要求が高くなっている.この要求に応えるべく,バイオ・化学情報をノンラベルでイメージ化できるセンサーの開発に取り組んでいる.我々人間の五感のうち,視覚からの情報が80%を占めることからもわかるように,細胞や生体からのイオン・神経伝達物質の変化をリアルタイムに,そして非標識で取得することができれば,目には見えない化学現象を直感的に捉えることができ,また,各画素のセンシング感度が高感度になることで,細胞の代謝活動など,これまで計測困難であった微小なイオン変化も捉えることが可能となり,いまだ知られざる化学現象の発見にも期待が持てる.
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