特集 ゲノム編集革命:遺伝子改変はZFN・TALEN・CRISPR/Cas三強時代へ
ラットにおける遺伝子改変技術の新展開
真下 知士
1
,
金子 武人
1京都大学医学部附属動物実験施設
キーワード:
Ethylnitrosourea
,
Exonucleases
,
プラスミド
,
亜鉛フィンガー
,
受精卵
,
変異誘発
,
Monophenol Monooxygenase
,
遺伝子ターゲティング
,
トランスジェニックラット
,
Nuclease
,
人工酵素
Keyword:
Ethylnitrosourea
,
Exonucleases
,
Plasmids
,
Monophenol Monooxygenase
,
Zygote
,
Zinc Fingers
,
Mutagenesis
,
Gene Targeting
,
Rats, Transgenic
pp.564-569
発行日 2013年4月22日
Published Date 2013/4/22
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ポストゲノム時代において遺伝子を自由に破壊・挿入・改変することができる「ゲノム編集」技術が注目されている.実験用ラットにおいてはZFNあるいはTALENを利用することで,遺伝子改変ラット(ヒト疾患モデル)を自由に作製できるようになった.これらのゲノム編集技術は短期間(約4〜 6カ月)かつ低コストであらゆる系統において遺伝子改変ができる優れた技術で,マウス,ラットだけではなくウサギ,ブタ,サルなどの中大動物にも利用されている.筆者らはエキソヌクレアーゼ(Exo1)とTALENをラット受精卵に共導入することにより,より効率的な遺伝子改変ラットの作製技術を開発した.
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