特集 ゲノム編集革命:遺伝子改変はZFN・TALEN・CRISPR/Cas三強時代へ
TALENの効率的な作製と動物個体への応用
佐久間 哲史
1
,
鈴木 賢一
,
坂本 尚昭
,
山本 卓
1広島大学 大学院理学研究科数理分子生命理学専攻分子遺伝学研究室
キーワード:
プラスミド
,
PCR法
,
遺伝子改変動物
,
培養細胞
,
アフリカツメガエル
,
遺伝子ターゲティング
,
遺伝子ノックアウト技術
,
遺伝子ノックイン技術
,
HEK293細胞
,
Nuclease
,
人工酵素
Keyword:
Cells, Cultured
,
Plasmids
,
Xenopus laevis
,
Polymerase Chain Reaction
,
Gene Targeting
,
Animals, Genetically Modified
,
Gene Knockout Techniques
,
HEK293 Cells
,
Gene Knock-In Techniques
pp.510-514
発行日 2013年4月22日
Published Date 2013/4/22
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TALENは標的とする塩基配列に対応するモジュールを単純につなぎ合わせるだけで作製できるため,一般的な分子生物学の設備や機器があれば,研究室内での作製が可能なゲノム編集ツールである.これまでに数多くの作製法が報告されているが,なかでも Addgeneから入手できる“ Golden Gate TALEN and TAL Effector Kit”は最も手軽に導入可能なキットであり,世界中で広く利用されている.筆者らは上記のキットに改変を加えることで,さらに効率的に TALENを作製・評価するシステムを確立した.また,筆者らのシステムを用いて作製した TALENによって動物個体での遺伝子破壊が可能であることを示した.
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