特集 ビギナーのための胸部画像診断 ―Q&Aアプローチ― 2025
3 感染症 Q1. 大葉性(肺胞性)肺炎と気管支肺炎の違いは何ですか?
氏田 万寿夫
1
1立川綜合病院放射線科
キーワード:
大葉性(肺胞性)肺炎(レジオネラ)
,
大葉性(肺胞性)肺炎(クレブシエラ)
,
円形肺炎(肺炎球菌)
,
気管支肺炎(マイコプラズマ)
,
肺化膿症(エンテロバクター)
Keyword:
大葉性(肺胞性)肺炎(レジオネラ)
,
大葉性(肺胞性)肺炎(クレブシエラ)
,
円形肺炎(肺炎球菌)
,
気管支肺炎(マイコプラズマ)
,
肺化膿症(エンテロバクター)
pp.48-49
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005954
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- 文献概要
● 大葉性(肺胞性)肺炎では,肺胞に到達した病変微生物による炎症性浮腫と粘性の低い滲出液が肺胞腔内に充満し,Kohn孔などの側副換気路を介し,肺区域を越えて拡大する.
● 気管支肺炎は,感染が呼吸細気管支レベルの末梢気道粘膜の傷害から始まり,周囲の肺胞腔内に炎症細胞浸潤や浮腫がみられるが,滲出液は乏しく粘性が高いため,病変は細気管支周囲を主体に区域性に広がる.
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