特集 今日の呼吸器診療と今後の展望
呼吸器領域の検査
気管支肺胞洗浄
宮本 篤
1
1虎の門病院呼吸器センター内科
キーワード:
気管支肺胞洗浄
,
びまん性肺疾患
,
multidisciplinary discussion
Keyword:
気管支肺胞洗浄
,
びまん性肺疾患
,
multidisciplinary discussion
pp.1413-1415
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika124_1413
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Summary
▪気管支肺胞洗浄(BAL)は,有用性・安全性が確立した検査手技であり,軟性気管支鏡を肺の区域または亜区域枝レベルにウェッジし,生理食塩水を注入,これを回収して病態を解析する.
▪BAL法で回収された液体を気管支肺胞洗浄液(BALF)といい,気管支や肺胞領域の上皮被覆液や細胞が含まれる.
▪ATS/ERS合同ステートメントが2012年に1),本邦では「気管支肺胞洗浄(BAL)法の手引き 改訂第3版」が2017年に刊行され2),BAL法の適応や手技が詳細に解説されている.
▪BAL法の主な対象疾患は間質性肺炎やサルコイドーシス,肺胞蛋白症などのびまん性肺疾患である.
© Nankodo Co., Ltd., 2019