第1特集 ケースで学ぶ薬剤性疾患と服薬トラブル
医師が気づきにくい患者の事情・服薬の問題
看護師の立場から
内藤 知佐子
1
1愛媛大学医学部附属病院 総合臨床研修センター
pp.364-367
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026030014
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はじめに
医療の高度化が進みチーム医療が推進されるようになった昨今,薬剤師が病棟に入り専門性を発揮する場面が多くなった.背景には,2012 年度の診療報酬改定における「病棟薬剤業務実施加算1」の新設によって,薬物療法の安全性・有効性向上に資する業務が評価されるようになったことがある.その後,2016 年度の診療報酬改定においては「病棟薬剤業務実施加算2」が追加され,薬剤師の配置が進められるようになったことで,さらに病棟における薬剤師の活躍の場が広がっている.また,薬剤の開発や散剤などの内服を補助するオブラートやゼリーなどの開発も進み,患者にとっても看護師にとっても服薬環境が整ってきたことを実感している.
その一方,改善されない普遍的な課題や新たに発生している課題もある.全国で働く看護師の声を集めたので共有する.

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