みえる！ わかる！ 精神科のくすり 第3章 用語解説
11 GABA
三輪 高市
1
1鈴鹿医療科学大学薬学部
pp.608-609
発行日 2024年3月31日
Published Date 2024/3/31
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2024040027
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GABA（γ-アミノ酪酸：γ-aminobutyric acid）は，アミノ酸の一つで，中枢神経系に高濃度存在し，交感神経系や肝臓にも微量存在しています．GABA作動性シナプスは中枢神経系に広く存在し，さまざまな神経系に対して抑制的に働きかけます．なお，GABAは血液脳関門（詳しくはp.176）を通過できないため，脳組織内で興奮系アミノ酸のグルタミン酸からグルタミン酸デカルボキシラーゼ（GAD）によって産生されます．
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