薬語図鑑-基礎薬学用語を現場で使える知識に訳してみました 第1部 添付文書に登場する用語編
動態
06 タンパク結合
-タンパク結合率は変動すると,どうなりますか?
望月 敬浩
1
1静岡県立静岡がんセンターRMQC室 専門主査
pp.500-501
発行日 2023年3月31日
Published Date 2023/3/31
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2023040006
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薬物は,一定の割合で体内のタンパク質(主にアルブミンやα1- 酸性糖タンパク質)と結合し,これをタンパク結合といいます.静電的な相互作用など,さまざまな様式により,基本的には可逆的に結合します.薬物によって,タンパク結合しやすいもの,しにくいものがあります.一般的に,タンパク結合率:80 ~ 90% 以上の場合,タンパク結合率が高いとされています.
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