特集 骨粗鬆症 最新の知見に基づいた治療薬の考え方・使い方
合併症・併存症をもつ骨粗鬆症患者における予防・治療の実践ポイント 慢性閉塞性肺疾患×骨粗鬆症
巽 浩一郎
1
1千葉大学真菌医学研究センター 呼吸器生体制御学研究部門
キーワード:
Glucocorticoids
,
Vitamin D
,
運動活性
,
骨粗鬆症
,
共存疾患
,
吸入投与
,
禁煙
,
肺疾患-慢性閉塞性
,
骨密度維持剤
Keyword:
Glucocorticoids
,
Motor Activity
,
Vitamin D
,
Smoking Cessation
,
Comorbidity
,
Osteoporosis
,
Administration, Inhalation
,
Bone Density Conservation Agents
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
pp.3342-3346
発行日 2020年10月5日
Published Date 2020/10/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021054717
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<Key Points>◎慢性閉塞性肺疾患(COPD)は老化に伴う病態であり、肺の老化と共に骨の老化も生じている。◎COPDは全身性炎症性病態であり、この中に骨粗鬆症が含まれる。◎COPDの併存症として骨粗鬆症は認められているが、その機序は不明である。◎COPD併存症としての骨粗鬆症に対する特別な治療は存在しない。◎COPDにおける骨粗鬆症治療が疾患特異的に有効であるかどうか明らかでない。
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