Japanese
English
報告
在日外国人妊産婦の食事に関する伝統行動への助産師の対応
Study on Midwives' Responses to Traditional Meal Practice of Non-Japanese Pregnant Women and Nursing Mothers Living in Japan
木村 淑美
1
,
佐山 理絵
2
Yoshimi KIMURA
1
,
Rie SAYAMA
2
1東邦大学大学院医学研究科看護学専攻
2東邦大学看護学部
1Master's Program in Nursing Graduate School of Medicine, TOHO University
2Faculty of Nursing, TOHO University
キーワード:
在日外国人
,
妊産婦
,
助産師
,
食事
,
伝統行動
,
foreigners living in Japan
,
pregnant women and nursing mothers Midwife
,
meal traditional practice
Keyword:
在日外国人
,
妊産婦
,
助産師
,
食事
,
伝統行動
,
foreigners living in Japan
,
pregnant women and nursing mothers Midwife
,
meal traditional practice
pp.49-58
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200032
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目的
在日外国人妊産婦が、日本で出産する際に食事に関して実践する伝統行動を、助産師がどのように捉え対応しているのか明らかにすることが本研究の目的である。
研究と方法
A大学病院産科病棟において、3年以上同病棟で勤務し、外国人妊産褥婦を受け持ったことのある助産師2名を対象とし、45〜60分の半構造的面接法を実施し、グラウンテッド・セオリー・アプローチを参考に分析を行った。
結果
得られたデータは、【食事の工夫】というカテゴリーと、<日本人と異なる食文化を持つ>、<言語と慣習の差による食事指導の困難さ>、<多職種と協働>、<食事指導の成功>というサブカテゴリーに分けることができた。
結論
日本とは異なった食文化や食習慣を持つ在日外国人妊産婦が多い中で、相手の文化を尊重しながら、助産師として、自身がもっている妊娠期の食事への思いと折り合いをつけながら指導を行っていた。今後、さらに、相手に合わせた食事指導をするための工夫が必要となると考えられる。
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