特集 どう援助していますか.外国人妊産婦
楽しんでいますか.在日外国人妊産婦の看護—在日外国人妊産婦の看護で問われる助産婦のあり方
井上 千尋
1
1東京女子医科大学看護学部
pp.655-659
発行日 2000年8月25日
Published Date 2000/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902458
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はじめに
看護の分野で「国際看護」が取り上げられるようになって久しい。ICM理事長であったマーガレット・ピータース氏は,国際的視野における助産婦活動の展望を述べているが1),「国際的視野」は,海外協力など国外での活動に限られたものではない。私たちの身近で起こっている「国内における国際化(在日外国人妊産婦の看護)」にも目を向けるべきであり,そこでは私たち助産婦自身のあり方が問われている。
本稿では,助産婦としての自分を振り返るとともに,在日外国人妊産婦の看護について考えてみたい。
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