Japanese
English
報告
各国の産後プラクティスに関する文献検討
Review of the Literature on Postpartum Practices
佐山 理絵
1
Rie SAYAMA
1
1東邦大学看護学部
1Faculty of Nursing, Toho University
キーワード:
産後プラクティス
,
文化
,
文献検討
,
Postpartum Practice
,
Culture
,
Literature Review
Keyword:
産後プラクティス
,
文化
,
文献検討
,
Postpartum Practice
,
Culture
,
Literature Review
pp.59-65
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200033
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目的
妊娠・出産・産褥にまつわる人々の考えには、文化や伝統が大きく影響している。産後心身共に変化が生じる産褥期には多くの国や地域で産後プラクティスが実践されている。本研究では各国の産後プラクティスの内容を明らかにすることを目的とし文献検討を行った。
方法
PubMedと医学中央雑誌を用いて検索し各国の産後プラクティスの内容について記述されている英文献19件と和文献8件を抽出した。
結果・考察
アジア圏では、中医学に基づき温冷のバランスを重要視した水分の摂取や接触の制限や身体の保温プラクティスが多く実践されている。また、褥婦の食事内容制限や、身体回復を目的とした産後養生のため行動制限をする地域も多くあった。産後プラクティスは、産褥期という危機的な状況を正常から逸脱する事なく経過するため必要であるととらえられ実践されており、看護職は産褥期の女性に対し文化的多様性への理解をもち文化を考慮した関わりを実践する必要がある。
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