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特集 日本老年看護学会第27回学術集会 グッドプラクティスセミナー
急性期病院における認知症看護はどう変わったか
認知症高齢者に届くコミュニケーション―病棟スタッフと考えた認知症高齢者を擁護するケアの提供
Communication that Reaches the Elderly with Dementia:Provision of Care to Protect the Elderly with Dementia in Collaboration with Ward Staff
熊倉 季穂
1
Kiho Kumakura
1
1江別市立病院
1Ebetsu Hospital
pp.23-25
発行日 2023年1月31日
Published Date 2023/1/31
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- Abstract 文献概要
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Ⅰ.はじめに
筆者が,「急性期病院において認知症高齢者を擁護する」日本老年看護学会の立場表明2016(日本老年看護学会,2016)を受け,当院の認知症看護のなかで気がかりであったのは,われわれ看護師は高齢者に多くの声かけを行うが,反応を待つことなくケアを開始していることであった.そのため,当院の職員が認知症高齢者を意思ある人として認識し,認知症高齢者に届くコミュニケーションを実践できる組織づくりが重要であると感じた.そこで,立場表明以降の自らの実践と,取り組み後,当院の認知症看護がどのように変わったのかを振り返る.
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