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日本老年看護学会第18回学術集会特集Ⅱ シンポジウム2
地域におけるチームケアを考える
認知症医療の立場から
From a View Point of Medical Approach for the People with Neurocognitive Disorders
松本 一生
1,2
Issho Matsumoto
1,2
1松本診療所
2大阪市立大学大学院
1Matsumoto Memory Clinic
2Osaka City University Graduate School
pp.24-28
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
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- Abstract 文献概要
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1.はじめに
認知症の人の数が増えてきた現在,地域で認知症を支えるための課題は多様性を帯びてきた.筆者は22年前に大阪の下町にある診療所(歯科医であった父親と内科医であった母親が62年前に設立)に老年期精神科を開設して以来,在宅での認知症ケアに伴走してきた.当時は現在とは異なって「在宅支援診療所」がなく,認知症の人の多くは往診の対応しか受けることができなかった.当時から考えると介護保険の導入以来,少しずつではあるが在宅での認知症ケアは「家族が努力すべきである」という視点から社会的に支えることが大切であると認識されるようになった.しかし認知症の人の環境の変化とともに新たな課題もみえてきた.
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