Japanese
English
資料
早期体験実習における看護学生の学び—早期体験実習後におけるレポートからの分析
Learning by Nursing Students in Early Clinical Exposure: Analysis of Students' Reports About Early Clinical Exposure
皆川 敦子
1
,
北村 眞弓
1
,
三好 陽子
1
,
世古 留美
1
,
倉田 亮子
1
,
三吉 友美子
1
,
福田 峰子
1
,
藤原 郁
1
,
船橋 香緒里
1
,
栃本 千鶴
1
,
箭野 育子
1
,
足立 はるゑ
2
Atsuko MINAGAWA
1
,
Mayumi KITAMURA
1
,
Yoko MIYOSHI
1
,
Rumi SEKO
1
,
Ryouko KURATA
1
,
Yumiko MIYOSHI
1
,
Mineko FUKUTA
1
,
Iku FUJIWARA
1
,
Kaori FUNAHASHI
1
,
Chizuru TOCHIMOTO
1
,
Ikuko YANO
1
,
Harue ADACHI
2
1藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科
2中部大学生命健康科学部保健看護学科
1The Faculty of Nursing at Fujita Health University School of Health Sciences
2Department of Nursing College of Life and Health Sciences Chubu University
キーワード:
早期体験実習
,
看護学生
,
学び
,
Early Clinical Exposure
,
Nursing Students
,
Learning
Keyword:
早期体験実習
,
看護学生
,
学び
,
Early Clinical Exposure
,
Nursing Students
,
Learning
pp.33-43
発行日 2006年12月30日
Published Date 2006/12/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200264
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Ⅰ.緒言
医療系大学における学生の教育において、入学後の早い段階に病院などで行う実習はEarly Clinical Exposure(早期体験実習)として、平成7年に当時の文部省が示した21世紀の医療者の育成に関する施策1)の中で示され、導入が推奨されている。看護基礎教育においても同様に、専門科目を学ぶ前、あるいは学び始めた段階で行う実習が広く実施されている。実習の目的として、看護の対象や生活の場、看護活動の実際を知ること2)-6),9)、医療従事者になるといった責任の自覚2)、これからの学習に対する動機づけ2),4),7)-9)、職業人としての態度の育成等があげられ、これまでにも報告がなされてきた。
本学においても平成16年度入学生から「フィールド体験実習」の名称で早期体験実習を導入している。この実習は入学後間もない5月に看護学概論を学ぶ過程において医療施設と地域施設で実施し、主として看護の対象と看護活動の場や活動の実際・役割を理解することを目的とした見学実習である。つまり、実習を通して、多様な看護の場、多様な看護活動が存在することを知り、看護に魅力を感じることによって、学習に意欲的に取り組むことをねらうものである。本実習の看護学教育上の意義を検討するために学生が何を学んだかという観点から実習のあり方を評価する必要がある。そこで、新しく導入したフィールド体験実習において、学生が実習目標にそってどのような学びができているかを明らかにし、実習における課題と意義を検討することを目的に学びのレポートの分析を行った。
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