Japanese
English
実践報告
介護保険施設での「認知症ケア体験研修」を受講した急性期病院看護師の学び—ケア体験終了時のカンファレンス内容の分析より
Learning Contents of Acute Care Hospital Nurses Who Received “Dementia Care Experience Training” at Long-term Care Insurance Facilities: From Analysis of Conference Contents at the Completion of Care Experience
小山 尚美
1
,
流石 ゆり子
1
,
渡邊 裕子
1
Takami Koyama
1
,
Yuriko Sasuga
1
,
Yuko Watanabe
1
1山梨県立大学看護学部
1Yamanashi Prefectural University, Faculty of Nursing
キーワード:
介護保険施設
,
認知症ケア体験研修
,
急性期病院看護師
,
学び
,
カンファレンス
,
long-term care insurance facilities
,
dementia care experience training
,
acute care hospital nurses
,
learning contents
,
conference
Keyword:
介護保険施設
,
認知症ケア体験研修
,
急性期病院看護師
,
学び
,
カンファレンス
,
long-term care insurance facilities
,
dementia care experience training
,
acute care hospital nurses
,
learning contents
,
conference
pp.121-128
発行日 2018年7月31日
Published Date 2018/7/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
抄録
急性期病院の看護師を対象に介護保険施設での「認知症ケア体験研修」を開催し,研修で得た学びを明らかにすることを目的とした.対象者10人の研修終了時のカンファレンスの逐語録を分析した結果,197のデータから51コード22サブカテゴリーが形成され,【その人の不安な思いをとらえ安心につなげる援助の重要性】【その人を多面的にとらえた個別性のある看護の重要性】【その人らしい生活を継続するための連携の必要性】【医療者主体の思考を再考する機会】【高齢者の特徴を意識した身体合併症予防の関わりの必要性】の5カテゴリーに集約された.急性期病院看護師が介護保険施設という生活の場で認知症高齢者のケアを体験することは,認知症ケアに関する実践的な知識を習得し,急性期病院における認知症高齢者へのケアを再考する機会となることが示唆された.今後は,急性期病院における体験研修での学びの活用状況と関連要因を明らかにしていく必要がある.
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