Japanese
English
資料
災害急性期の病院対応に焦点化した単日完結のハイブリッド型災害看護実習における学生の学び
The Learnings of nursing students through hybrid style disaster nursing practicum focused on acute response at the hospital
古屋 裕美
1
,
宮前 繁
2
,
田中 加苗
1
,
濱舘 陽子
1
,
小曽根 京子
1
,
菅原 千賀子
1
,
谷本 美保子
1
,
鐘ヶ江 紗里
1
,
小川 裕美子
3
,
鴨田 玲子
1
,
藤村 麻衣子
1
,
駒形 朋子
4
,
佐々木 吉子
1
Yumi Furuya
1
,
Shigeru Miyamae
2
,
Kanae Tanaka
1
,
Yoko Hamadate
1
,
Kyoko Ozone
1
,
Chikako Sugawara
1
,
Mihoko Tanimoto
1
,
Sari Kanegae
1
,
Yumiko Ogawa
3
,
Reiko Kamota
1
,
Maiko Fujimura
1
,
Tomoko Komagata
4
,
Yoshiko Sasaki
1
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科共同災害看護学
2東京医科歯科大学医学部附属病院災害テロ対策室
3聖路加国際病院救命救急センター
4国立国際医療研究センター国際医療協力局
キーワード:
看護学生
,
ハイブリッド型災害看護実習
,
学び
,
質的記述的デザイン
,
nursing student
,
hybrid style disaster nursing practicum
,
learning
,
qualitative descriptive design
Keyword:
看護学生
,
ハイブリッド型災害看護実習
,
学び
,
質的記述的デザイン
,
nursing student
,
hybrid style disaster nursing practicum
,
learning
,
qualitative descriptive design
pp.63-74
発行日 2020年12月31日
Published Date 2020/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200540
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要 約
背 景
看護学士課程では、学生は、災害発生に備えた心構えと看護の方法を学び、災害時の健康危機に備えた看護実践の理解が求められる。A大学では、体験・実践に主眼を置いた災害急性期の病院対応に焦点化した単日完結のハイブリッド型災害看護実習をおこなっているが、その学びは明らかではなかった。
目 的
実習を通して学生が得た学びを明らかにする。
方 法
実習を終えた学生に自由回答式の質問紙調査を実施し質的に分析した。
結 果
学生は、実習を通して、災害時の病院で起こる状況を具体的にイメージしていた。また緊迫感や必要な対応について理解し、実践のための知識や経験、情報管理や連携の困難さ、個人と組織の災害への備えの重要性を学んでいた。
考察・結論
災害急性期の病院対応に焦点化した単日完結のハイブリッド型災害看護実習は、学生の災害時の状況や対応の具体的なイメージ化を促し、災害を我が事として考えて具体的な対応を検討する実践的な学びにつながり、災害急性期の病院対応に関する災害看護教育の方法として有用であることが示唆された。
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