Japanese
English
報告
分娩室関連実習における看護学生の学び
What Nursing Students Learned During Practical Training in Delivery Room
渡邊 知佳子
1
,
齋藤 益子
1
Chikako WATANABE
1
,
Masuko SAITO
1
1東邦大学看護学部
1Toho University Faculty of Nursing
キーワード:
母性看護学
,
看護学生
,
分娩見学
,
臨地実習
,
学び
,
Maternity nursing
,
nursing students
,
delivery study
,
clinical practice
,
learning
Keyword:
母性看護学
,
看護学生
,
分娩見学
,
臨地実習
,
学び
,
Maternity nursing
,
nursing students
,
delivery study
,
clinical practice
,
learning
pp.57-64
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200024
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目的
本研究は分娩室実習及び分娩室の代替実習において看護学生がどのような学びを得ているのか明らかにすることを目的とした。
対象と方法
対象は母性看護学実習を行った70名の看護学生である。提出された「実習経験録」から学生が体験した内容を集計し、各項目の割合を求めた。また「分娩室(他)実習記録用紙」から学生の学びはどのようなものかという視点で分析し、類似性・異質性に基づき、類型化した。
結果
分娩室実習では7カテゴリーが、分娩室代替実習では6カテゴリーが抽出された。分娩室実習では産婦と同じ空間に存在し分娩経過を共にたどったことに意味があり、それにより産婦の思いに共感することができ、無意識のうちに援助を実践することができていた。また分娩室代替実習においても、学生は妊婦の心理状態や母親意識が促進されていく過程、保健指導を含めた看護の実際やあり方など多くの学びを得ており有意義であった。
結論
今後は分娩室の代替実習という位置づけにとどまらず、妊娠期の実習を拡大し充実させていくことも必要と考えられた。
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