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その他
国際看護の講義を実施して
Lecture on International Nursing at a Nursing University
大橋 裕子
1
,
丹羽 さゆり
2
Yuko OHASHI
1
,
Sayuri NIWA
2
1日本郵政公社名古屋郵政健康管理センター
2名古屋市立大学大学院医学研究科健康科学・環境生態学講座労働・生活・環境保健学分野
1Nagoya Japan Post Health Care Center
2Health Sciences of Life, Work and Environment, Department of Environmental Health Science and Health Promotion, Nagoya City University Graduate School of Medical Sciences
キーワード:
国際看護
,
異文化理解
,
開発途上国
,
International Nursing
,
Crosscultural Awareness
,
Developing Country
Keyword:
国際看護
,
異文化理解
,
開発途上国
,
International Nursing
,
Crosscultural Awareness
,
Developing Country
pp.53-57
発行日 2004年12月25日
Published Date 2004/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200228
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Ⅰ はじめに
戦後、日本は短期間で高度な健康水準を達成してきた。国際協力において、開発途上国からはこの経験を生かした国際保健活動が期待されており、日本の政府開発援助における保健医療分野での技術協力の実績は増加する傾向にある1),2)。教育現場においては、1997年の竹内ら3)の調査によると、看護系大学において「国際保健」「国際看護」の科目を設けているのは4割以上と報告されている。また、近年、看護の国際協力専門家としての人材育成を目的とした国際看護学を構築しようとする動きもみられている4)。
筆者は青年海外協力隊(以下JOCV)に参加し、パナマで保健師として活動した。今回、看護系A大学の依頼により、看護学生を対象に開発途上国における看護の活動体験を中心とした講義を実施する機会が得られた。受講後の学生の「振り返り用紙」を元に、自分自身の体験から伝えられたことについて整理をするとともに、国際看護の体験談を取り入れた講義について学生の学びを紹介する。
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