第6回日本看護医療学会学術集会 会長講演
高度先進医療と看護の役割—第6回日本看護医療学会学術集会 会長講演
櫻庭 繁
1
1京都大学医学部保健学科
pp.58-59
発行日 2004年12月25日
Published Date 2004/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200229
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今日の医療を変えている力が二つある。一つは患者本位の医療、もう一つは高度先進医療である。患者本位の医療は、インフオームド・コンセントや医療倫理、人権といった言葉で説明されよう。高度先進医療は、ヒトゲノム解析、細胞治療、再生医療などの言葉で代表されるものである。
高度先進医療の基礎研究は、京都大学の研究成果が示すように、大きな進歩をみせている。とくに、受精卵から得られ、あらゆる臓器や組織に成長する胚性幹細胞(ES細胞)を利用して、機能不全に陥った組織・臓器の修復・再生をはかる再生医療には、大きな関心と期待が寄せられている。
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