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緊急レポート:令和2年7月豪雨
令和2年7月豪雨 日本災害看護学会の動き−理事長からのメッセージ−
Activities of the Japan Society of Disaster Nursing: Message from the President
酒井 明子
1,2
Akiko Sakai
1,2
1日本災害看護学会
2福井大学
pp.121
発行日 2020年12月31日
Published Date 2020/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200548
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このたびの令和2年7月豪雨により、お亡くなりになられた方々には心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
令和2年7月豪雨は、非常に活発な梅雨前線の影響により、記録的な大雨をもたらしました。広い範囲で大雨になり、中小河川のみならず大きな河川でも水位が上昇し、各地で避難勧告・避難指示が発令され、被害は全国的な規模となり、各地で死者・行方不明者の報道が相次ぎました。特に熊本県・福岡県では、現場での救助活動が難航し死者・行方不明者の増加が懸念されました。更に大規模浸水・土砂崩れ・家屋倒壊による人的・物的被害は甚大で、住民の健康被害、生活への影響は深刻でした。被災地域は非常に広範囲で甚大な被害にも関わらず、COVID-19の影響により、外部からの支援に困難をきたしている現状があり被災地は人手不足等、厳しい状況でした。ネットワーク活動調査調整部からも迅速に情報提供頂き、7月6日副理事長、ネットワーク委員長と先遣隊派遣の活動調整を行い、7月10日から感染対策を確認した上で先遣隊を派遣することを決定しました。派遣調整の詳細については、ネットワーク委員会からのレポートをご覧ください。
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