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日本看護診断学会第2回学術大会報告 実践にいかす看護診断
【教育講演】
2.実践における看護診断の現状と課題
Present Condition and the Problem of Nursing Diagnosis in Practice
根本 多喜子
1
Takiko Nemoto
1
1東京衛生病院
1Tokyo Adventist Hospital
pp.48-60
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100406
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はじめに
大勢の方々を前にして教育講演をするほど専門的なことをしているわけではないが,当院での取り組みをありのまま話せばよいと言われて,お引き受けした次第である.
当院では,まず看護記録にPOSを導入することからスタートしたが,その過程ですでに,看護診断という言葉は耳にしていた.その後,看護理論にふれ,そのなかでも特にロイの適応看護理論の全人的アプローチにひかれ導入するに至った.看護理論を土台にして看護プロセスを踏み,看護診断はそのプロセスの2番目のステップであるというとらえ方をしている.
POS導入から看護理論を土台にして看護過程を踏むことに至るまでの道程は遅々としたものであり,かつ忍耐を要するものであった.この取り組みを1つの例として参考にしていただければと,経過を述べさせていただきたい.
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