日本看護診断学会第18回学術大会報告 介入の入口(エントランス)は看護診断
【特別講演】
看護とナラティヴ:「並ぶ関係」で当事者の物語を聴く
やまだ ようこ
1,2
Yoko Yamada
1,2
1京都大学
2立命館大学
1Kyoto University
2Ritsumeikan University
pp.34-39
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100369
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Ⅰ.ナラティヴとは?
ナラティヴ(narrative;語り,物語)とは,「広義の言語によって語る行為と語られたもの」を指す.日常語の「ストーリー(story;物語,話)」や「話をする(telling a story)」も同義である.
医療においても,ナラティヴ・ベイスト・メディスン(Greenhalgh & Hurwitz, 1998/2001)など,臨床現場でますます重要な位置を占めるようになった.研究者によって相違はあるが,ナラティヴを重視するのは,次のような特徴があるからだと考えられる.
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