焦点 ロイ適応看護モデルを用いた看護研究
看護研究とロイ適応モデルの再考
Sister Callista Roy
1
,
松尾 ミヨ子
2
2鳥取大学医学部保健学科
1William F. Connell School of Nursing, Boston College
pp.3-6
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100139
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『看護研究』という高名な雑誌によって,日本の看護師が取り組んできた看護研究をともに振り返る機会に恵まれたことを光栄に思います。また,ロイ適応モデルと看護研究に関するこの特集を行なうにあたり,日本とアメリカ合衆国の仲間たちや本雑誌編集者の努力に感謝いたします。看護知識の発展に重要な時期に至っておりますが,私は,近年の日本での10数年は,看護知識の焦点を明らかにすることに費やされてきたと感じております。21世紀の始まりに,看護は健康や病気といった状況での人と環境の統合に注目する科学として成熟をなしえたようです。実践の科学として,人のライフプロセスを理解し,診断のための方法を発展させ検証する目的で,さらには健康の回復と増進のため,われわれは強力な研究方法を発展させてきました。
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