Japanese
English
【資料】
臨床看護師の基本的背景でみたクリティカルシンキングの気質に関する実態調査
A Study on Disposition toward Critical Thinking among Nurses
伊東 美佐江
1
,
山勢 博彰
1
Misae Ito
1
,
Hiroaki Yamase
1
1山口大学大学院医学系研究科
1Yamaguchi University Graduate School of Medicine
キーワード:
クリティカルシンキング
,
CCTDI
,
看護師
,
背景要因
Keyword:
クリティカルシンキング
,
CCTDI
,
看護師
,
背景要因
pp.35-41
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100246
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医療をとりまく環境が複雑に変化するなかで,看護師には専門職者として責任をもち,質の高い効果的なケアを提供することが求められている.そのためには,正確な看護診断が不可欠であり,適切な診断プロセスを導くクリティカルシンキング(CT)の重要性がますます謳われるようになった.本研究の目的は,臨床看護師のCTの気質の実態を明らかにし,経験年数,職位,現在の勤務部署,最終学歴の基本的背景でみたCTの特徴を明らかにすることである.方法は,California Critical Thinking Disposition Inventory(CCTDI)を用いて,西日本にある4つの総合病院に勤務している看護師534名を対象に分析した.その結果,「偏見のないこと」,「探求心」,「認知的成熟」,「分析力」の4つのCTの気質が肯定的で,看護師の経験年数,職位,最終学歴によってCTの気質に相違があることがわかった.
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