日本看護診断学会第10回学術大会報告 電子カルテ時代の看護診断
【フォーラム】
電子カルテの運用と看護診断-B
廣瀬 チワ子
1
Chiwako Hirose
1
1社会福祉法人羽島市社会福祉協議会
1Hashima City Council of Social Welfare
pp.86-87
発行日 2005年3月15日
Published Date 2005/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100196
- 有料閲覧
- 文献概要
厚生労働省の電子カルテに関する提言やガイドラインでは,保健医療分野の情報化に向けて5年後の医療環境の変化を示している.その内容は,以下のようである.
(1) 患者は医療機関に行く前に医療機関を選択する環境が整う,わかりやすい医療情報が容易に入手可能
(2) 診察時では待ち時間短縮,わかりやすい説明,最新・最良の医療情報に基づく適切な治療,専門医への紹介,医療事故防止,患者と接する時間の延長
(3) 在宅では医療の充実で通院負担の軽減
(4) 救急時は早く適切な医療,かかりつけ医との連携
電子カルテの普及は,平成18年度までに全国400床以上の病院の60%以上に,また全診療所の60%以上に広げるとの目標をかかげ,戦略的に取り組むことを提言している.
Copyright © 2005, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved.