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日本看護診断学会第7回学術大会報告 21世紀―看護診断・介入・成果の実証
【交流セッション】
C.在宅ケアにおける看護診断の活用と今後の課題
The Practical Application and Some Issues of Nursing Diagnosis in the Home Care Setting
草刈 淳子
1
,
鹿渡 登史子
2
Junko Kusakari
1
,
Toshiko Kado
2
1愛知県立看護大学
2日本大学医学部附属板橋病院ホームケア相談室
1Aichi Prefectural College of Nursing and Health
2Home Care Consultation Office, Nihon University Itabashi Hospital
pp.79-80
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7004100117
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- Abstract 文献概要
はじめに
近年医療・看護の在宅化が進むなかで,さまざまな問題を抱えつつ開始された介護保険制度も,2年目を迎えた.医療・保健・福祉の多職種協働の場である在宅でこそ,看護の専門性の明示から看護診断の活用は大いに望まれるところだが,実際に看護診断を導入しているところは少ない.昨今の訪問看護の現場は,介護保険制度で開発されたケアマネジメントツールなどの導入が必須課題であり,看護診断の活用まではとても手が回らないのが実情であろう.過去2回の在宅ケア領域看護診断検討会のヒアリングにおいても,看護診断の必要性,有効性はわかるが,導入までの余裕がないとの意見が聞かれていた.
そこで,このセッションでは,在宅領域で看護診断を使用している日本大学板橋病院ホームケア相談室のプレゼンテーションを糸口にして,在宅ケアにおける看護診断の活用と今後の課題について,参加者と検討を行った.
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