保健婦活動—こころに残るこの1例
在宅ケアを希望する家族とのかかわり
佐野 静子
1
1兵庫県明石保健所
pp.510
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900388
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人口の高齢化に伴い,質と量を伴うケアの需要は増大してくる.当保健所では昭和58年より,痴呆老人の相談指導に取り組み「痴呆老人の地域ケアシステムの検討」を重ねてきた.保健・福祉・医療の総合的観点から,保健所(保健婦)がネットワークの核として推進役となる必要性を感じ,「関係機関の検討会」,「家族会」の育成,ボランティアの「託老所」への支援等実施してきた.この事例とかかわる中で,「在宅ケアの充実」を中心に支援ネットワークが広がり,家族の「在宅で看とりたい」という気持ちを全うできたので紹介する.
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