特集 「日本腎不全看護学会設立20周年記念号に寄せて」
2.将来に想いを馳せて
水附 裕子
1
1無所属
pp.71
発行日 2018年8月31日
Published Date 2018/8/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003200121
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1969年,看護学校の総合実習で出会った20代の患者さんの,「器械で生きていく人生なんて,あなたにはわからない」という言葉が耳に残り,当時,始まったばかりの透析治療の現場を,新卒で希望した.
それからの透析看護師としての人生は,看護師の資格制度,医療チームとの連携の模索,透析医療や福祉制度の改善などさまざまな変遷を経て50年近くとなった.私の体験したさまざまな問題は,いろいろな研究や開発によって進歩したものや改善されたもの,大きな社会の流れのなかで問題ではなくなったものも多くある.
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