第13回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【基調講演】
生きているうちに考えておくこと―医学と文学の視点から
大平 整爾
1
1札幌北クリニック
pp.10-17
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100437
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はじめに
下山節子大会長から表題のような講演を依頼された経緯の1つは,私が月刊誌『透析ケア』に主として若い看護師の方々に一読をすすめたい本の紹介を2004~2008年の4か年にわたって60回の連載をし,機会を得てこれらを単行本『医学と文学の交差点―北国の外科医の独り言』(先端医学社)として2009年12月に発刊したことにある.医学(医療)と文学はともに人を対象として「人間を探る」という作業をなすものであり,その目指す方向に幾多の共通点を見出せる.したがって,われわれが日常的な医療行為を行ううえで,文学から学ぶ点が多々あると感じている.
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