【調査報告】
1.透析施設に勤務する透析療法指導看護師の就業環境に関する調査報告
大坪 みはる
1
,
水附 裕子
1
1葉山ハートセンター
pp.81-85
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100419
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
- サイト内被引用
はじめに
2006年に実施された大幅な診療報酬の改定や,近年の医療の高度化,患者の高齢化,医師不足の問題などから,透析施設に従事する看護師の就業環境は大きく変化しているといわれている.特に看護師人員に関しては,多くの医療機関が看護師の求人に難渋し,「その余波は外来部門や透析室の看護師が病棟に移動するという形で影響を受ける」1)ともいわれている.しかしながら,日本腎不全看護学会でも看護師の就業環境についての調査はしておらず,その他,現在の就業環境について明らかにされているデータはない.今回,日本腎不全看護学会の協力を得て,透析療法指導看護師が従事する就業環境について調査を実施した.この結果から,透析療法指導看護師が働く場の適正な看護の質と量を確保するために必要な取り組みを検討したのでここに報告する.
Copyright © 2010, JAPAN ACADEMY OF NEPHROLOGY NURSING. All rights reserved.