第4回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【国際シンポジウム:各国の腎不全看護の現状】
1.韓国における腎不全看護の現状
朴 仙美
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1大韓看護協会,腎臓看護分野
pp.15-18
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100105
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Ⅰ.韓国の腎代替療法の始まり
1.血液透析
朝鮮戦争中の1952年,米軍による第一後送病院に初めて人工腎臓室が設置され,重傷患者のなかでひどいショックと大量輸血などの患者に発症する急性腎不全の治療に用いられた.
1965年,首都陸軍病院にも設置され,軍人に流行した出血熱患者の治療に使用された.その後,大学病院を中心に人工透析室が設置され,さらに全国民を対象とした医療保険拡大により,血液透析を必要とする患者の数が急増した.
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