特集 東南アジア諸国の医療事情
韓国の病院
金 永彦
1
1大韓民国京畿道立仁川病院
pp.25-29
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203012
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はしがき
私は韓国で十数年来,病院長勤めをしている。
その間,アメリカの病院を見廻って,彼らのマネはとてもできるものでないことを知り,ぜひとも日本の病院を見たいと思っていた。幸いに,日本との国交が再開され,1965年11月に東京,大阪方面の病院を見ることができ,また昨年の5月には,日本病院協会の御好意で日本病院学会に参席することができた。日本の病院の急変ぶりは,戦前の日本病院をよく知っていた私にとって驚異そのものであった。日本の病院関係の皆さまがたに韓国の病院を紹介する前に,私は東南アジア病院協会(仮称)みたいなものの結成を提案したい。日本は自分の経験と知慧を他国のために活用すべき時期に到達したと私は考える。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.