第2回日本腎不全看護学会・学術集会記録 【ワークショップ:これからの腎不全看護―生命の質はどこまで守れるか】
2.硬化性被囊性腹膜炎に対する継続管理
渡邊 美智子
1
1仁真会白鷺病院
pp.23-24
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7003100040
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はじめに
硬化性被囊性腹膜炎(SEP)の発症率は欧米では1.5~7.3%で,日本では1.7%であると報告されている.当施設では,1981年よりCAPDを開始し,これまでの導入患者は273名,うちSEPが発症したのは8例で,3%の発症率である.
SEPはCAPDにおける最も重篤な合併症であることから,患者の生命の質を維持するためには,CAPD継続中はもちろん血液透析に移行してもSEPの予防と管理が重要と考える.
そこで,当院では1997年よりSEP外来の診療を開始し,SEPに対する継続管理を行っているので報告する.
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