Japanese
English
特集 腎不全合併症に関する最近の進歩
慢性腎不全―腹膜透析に伴う合併症 被囊性腹膜硬化症
Encapsulating peritoneal sclerosis:EPS
川西 秀樹
1
KAWANISHI Hideki
1
1土谷総合病院
キーワード:
EPS
,
外科的治療
,
腹膜透析
,
腹膜劣化
Keyword:
EPS
,
外科的治療
,
腹膜透析
,
腹膜劣化
pp.649-652
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001319
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はじめに
被囊性腹膜硬化症(encapsulating peritoneal sclerosis:EPS)は,腹膜透析により腹膜が劣化,腹膜表面に被膜が形成され,広範な腸管癒着による腸閉塞症状をきたす病態であり,致死的な合併症としておそれられてきた。しかし2000年以降の病態の解明・治療法の開発と中性化透析液の普及により,現在では発症は減少し,予後も良好となってきている。
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