Japanese
English
研究報告
看護師の糖尿病チーム医療を促進する実践およびチーム連携状況の実態
The actual situation of consciousness for nurse promoting the diabetes team medical care and self-evaluation for the team cooperation in nurse
多崎 恵子
1
,
稲垣 美智子
1
,
松井 希代子
1
,
堀口 智美
1
Keiko Tasaki
1
,
Michiko Inagaki
1
,
Kiyoko Matsui
1
,
Tomomi Horiguchi
1
1金沢大学医薬保健研究域保健学系
1Faculty of Health Sciences, Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Kanazawa University
キーワード:
糖尿病
,
チーム医療
,
促進
,
連携
,
看護師
Keyword:
糖尿病
,
チーム医療
,
促進
,
連携
,
看護師
pp.139-147
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
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看護師が糖尿病チーム医療を促進する実践とチーム連携状況の実態を明らかにすることを目的に,糖尿病看護に携わっている看護師を対象に自記式質問紙調査を行い,1020名の有効回答を得た.その結果,看護師のチーム促進の実践は「あてはまる」の割合が最も高い項目でも70.0%であり全体的に高いとはいえなかった.その中でも,看護師としてのケアの姿勢をチームにおいて示す項目や,メンバーとの信頼関係づくりの項目は比較的高い結果であった.一方,医師や他職種に対し看護の視点から表明し論理立てて説明する項目や,看護の立ち位置をチーム全体から判断し行動する項目は低い結果であった.またチーム連携状況では,連携への意欲や努力は比較的高かったが,医師や他職種からうける信頼感やチーム連携の満足感は低い結果であった.以上より,チーム促進の実践におけるスキルアップとチーム連携における自信や満足感向上について看護体制を含め今後検討する必要性が示された.
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