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研究報告
老年期2型糖尿病患者の療養生活における同病者との繋がり
Relationships among type 2 diabetes patients undergoing treatment
小池 美貴
1
,
稲垣 美智子
2
,
多崎 恵子
2
,
松井 希代子
2
,
堀口 智美
2
,
藤田 祐子
3
,
小田 梓
1
,
宮崎 彩乃
4
Miki Koike
1
,
Michiko Inagaki
2
,
Keiko Tasaki
2
,
Kiyoko Matsui
2
,
Tomomi Horiguchi
2
,
Yuko Fujita
3
,
Azusa Oda
1
,
Ayano Miyazaki
4
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科
2金沢大学医薬保健研究域保健学系
3福井県立病院
4金沢病院
1Division of Health Sciences Graduate School of Medical Science Kanazawa University
2Faculty of Health Sciences, Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Kanazawa University
3Fukui Prefectural Hospital
4Kanazawa Hospital
キーワード:
2型糖尿病患者
,
同病者
,
繋がり
,
老年期
Keyword:
2型糖尿病患者
,
同病者
,
繋がり
,
老年期
pp.139-146
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
2型糖尿病患者の療養生活における同病者との繋がりの様相を明らかにすることを目的とし,老年期の2型糖尿病患者10名を対象に半構成的面接を実施し,質的記述的手法を用いて分析を行った.
その結果,繋がりの様相は6つのテーマに表すことができた.患者は内在する心情が影響し自分達の力だけでは繋がりに発展することが困難であること,同病者との繋がりには3つのパターンが存在すること,繋がりをもっているように見える患者であっても同病者との繋がりや自身の身体状態に不満足感を抱いていることが明らかとなった.よって看護師は患者の心情に配慮しつつ,パターンに応じた繋がりの勧め方を行う重要性が示唆された.
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