【実践報告】
虚血性心疾患を合併した糖尿病患者への教育プログラムの検討
白水 真理子
1
,
加賀谷 聡子
2
,
三浦 幸枝
3
,
佐藤 征子
3
,
大谷 由香
4
Mariko Shiramizu
1
,
Toshiko Kagaya
2
,
Sachie Miura
3
,
Masako Satou
3
,
Yuka Otani
4
1神奈川県立保健福祉大学
2聖路加看護大学大学院
3岩手医科大学附属循環器医療センター
4岩手県立大学
1Kanagawa University of Human Services
2Graduate School of St. Luke's College of Nursing
3Memorial Heart Center of Iwate Medical University
4Iwate Prefectural University
キーワード:
教育プログラム
,
心血管系合併症
,
小集団学習
,
介入研究
Keyword:
教育プログラム
,
心血管系合併症
,
小集団学習
,
介入研究
pp.132-137
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
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虚血性心疾患を発症し循環器専門病院に入院する糖尿病患者を対象に,2つの慢性病をもちながら生活することを支援する教育プログラムを開発し,実施した.介入プログラムは個人面接と小集団学習会および退院後の電話面接であり,①患者が療養経験や病気への思いを語る,②自らの日常生活を想定して療養上の取り組みを考える,③患者どうしの相互作用のなかで学ぶ機会を設けるプログラムとした.21名の患者が参加し,面接や小集団学習会での語り,学習会後のアンケート,および電話面接内容から,今回の試みが自らの生活を見直し,自己管理の方向性を探るよい機会となっていること,同じ状況にある仲間との相互交流がよい効果をもたらしていることが示唆された.
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