Japanese
English
【研究報告】
外来における糖尿病患者の看護の実態調査
The Survey of Nursing Cares for Diabetic Patients in Outpatient Clinic
野並 葉子
1
,
山川 真理子
2
,
飯岡 由紀子
3
,
豊田 邦江
4
,
伊波 早苗
5
Yoko Nonami
1
,
Mariko Yamakawa
2
,
Yukiko Iioka
3
,
Kunie Toyota
4
,
Sanae Iha
5
1兵庫県立看護大学
2国立がんセンター東病院
3聖路加看護大学修士課程
4仁生会
5滋賀医科大学付属病院
1College of Nursing Art and Science, Hyogo
2National Cancer Center East
3Graduate Student, St. Luke's College of Nursing
4Jinseikai
5Shiga University Hospital
キーワード:
外来
,
糖尿病看護
,
実態調査
Keyword:
外来
,
糖尿病看護
,
実態調査
pp.14-23
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
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本研究は,外来における糖尿病患者の看護について,研究者らが作成した「糖尿病患者の看護」調査表を用いて,158看護項目の実施および重要性について,全国の695施設を調査し,その実態を明らかにした.その結果,外来に糖尿病患者の相談窓口がある施設は51.8%,糖尿病患者の担当看護婦がいる施設は38.9%,専任看護婦がいる施設は15.2%であった.糖尿病患者の看護158項目の実施状況は平均40.2%と低く,看護婦が認識した重要性の程度との間に有意な差がみられた.外来では,低血糖,シックデイ対策,インスリン療法,自己血糖測定など生命危機に関する看護項目の実施が高く,短時間に基本的な知識・技術で対応できる内容が多くみられた.また,看護婦はケア体制の整備や看護婦の教育の重要性を高く挙げたが,その実施との間には大きな差がみられた.
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