Japanese
English
日本看護倫理学会第7回年次大会 教育講演4
小児を取り巻く倫理:子どもの尊厳を守る
Ethics in dealing with hospitalized children: protecting children's dignity in hospitals
大橋 恵
1,2
1チャイルド・ライフ・スペシャリスト協会
2独立行政法人国立成育医療研究センター
pp.116-117
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
1 .はじめに
小児医療における倫理的課題は、医療の発展、子どもの権利の歴史とともに変化してきた。我が国では、1994年に『子どもの権利条約』が批准され、子どもは、大人が保護する対象としてのみ捉えるのではなく、自らの権利を行使する主体であるという見方が広がった。大人には、子どもが自ら考え、積極的に意見し行動できるよう支援することが求められる。病院においても、子どもの主体性を維持し、子どもが自らの権利を守ることに参加していくことができる体制を整える必要がある。一人ひとりの医療者にできること、そして、組織として取り組めることは何か考える。
Copyright © 2015, The Japan Nursing Ethics Associatin. All rights reserved.