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日本看護倫理学会第7回年次大会 シンポジウム
認知症ケアにおける患者の尊厳と倫理上の課題―関係性の中で変化する自己決定の意味:介護保険施設での日常から/認知症ケアにおける患者の尊厳と倫理上の課題:地域連携に携わる看護師の立場から/病院における認知症ケアと医療の提供との融和について
Patient dignity and ethical issues in the care of patients with dementia
會田 信子
1
,
大川 明子
1
,
山田 正己
2
,
伊藤 裕基子
3
,
髙道 香織
4
1名古屋大学大学院医学系研究科
2ナーシングホーム気の里
3江南厚生病院地域医療連携課
4国立長寿医療研究センター
pp.118-121
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
認知症ケアを検討するにあたっては、高齢者本人のLife(生命・生活・人生)のみでなく、家族介護者など周囲の人々のLifeや、ケアにたずさわる専門職者のWorking Lifeを含めて考える必要がある。さらに高齢者の健康レベルにおける諸相もかなり異なり、限られた時間の中で拙速に結論づけることは、今後の継続的な議論をストップさせてしまう懸念が考えられた。そのためシンポジウムでは、【目的1】参加者が認知症ケアに内在する倫理的課題に対して感受性を高められること、【目的2】実践に基づいた「認知症ケアにおける倫理」をより発展的に創造していくために、倫理的課題の実態を浮き彫りにしていくこと、【目的3】他の職種や学問分野の人たちと連携の中で、看護職者としての姿勢のあり方や役割、今後に求められる実践能力などへの示唆を得ることの3点を目的として進めた。
シンポジストは、愛知県内で認知症ケアに長年たずさわってきた臨床家3名であった。
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