Japanese
English
短報
本物の共著者は誰だ?―著者資格(authorship)の倫理
Who are true authors?: ethics in determining authorship in clinical nurses' research
勝原 裕美子
1
,
前田 樹海
2
,
小西 恵美子
3
,
ウイリアムソン 彰子
4
,
星 和美
5
,
田中 高政
6
Yumiko KATSUHARA
1
,
Jukai MAEDA
2
,
Emiko KONISHI
3
,
Akiko WILLIAMSON
4
,
Kazumi HOSHI
5
,
Takamasa TANAKA
6
1聖隷福祉事業団 聖隷浜松病院
2東京有明医療大学
3鹿児島大学
4三木市立三木市民病院
5大阪府立大学
6佐久大学
1Seirei Social Welfare Community
2Tokyo Ariake University of Medical and Health Science
3Kagoshima University
4Miki City Hospital
5Osaka Prefecture University
6Saku University
キーワード:
著者資格
,
研究倫理
,
臨床看護師の研究
,
authorship
,
research ethics
,
clinical nurses' research
Keyword:
著者資格
,
研究倫理
,
臨床看護師の研究
,
authorship
,
research ethics
,
clinical nurses' research
pp.46-50
発行日 2013年3月15日
Published Date 2013/3/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
誰が共著者にふさわしいのかという著者資格(authorship)について、臨床看護師による共同研究についての仮想事例を題材に、日本看護倫理学会第5回年次大会の交流集会で議論した。その結果、著者資格の捉え方は、参加者が属する組織の考え方や慣習、あるいは各人の経験などに依拠していることや、各人の内的基準によって多様であることが明らかになった。著者資格に関する外的基準を理解し、内的基準と合わせて総合的に捉えられるように研究倫理の視点を養う必要がある。そして、主任研究者を中心に、一つずつの研究において共著者の資格、役割、責任を確認し、「共同」で仕上げるという相互認識のもとで発表活動が行われるのが望ましい。
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