連載 いまさら聞けない英語論文の書き方・26
語るに語れないauthorshipの諸問題①—Authorshipの取り扱い方
堀内 圭輔
1,2
,
千葉 一裕
1
1防衛医科大学校整形外科学講座
2慶應義塾大学医学部整形外科学教室
pp.1122-1125
発行日 2020年10月25日
Published Date 2020/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201814
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アカデミアの世界で,authorshipのことを敢えて問い質すことは,個人のプライバシーや金銭に絡む話題を口にするように,不粋で青臭い雰囲気があります.しかしながら,組織の一員として勤務している医師・研究者のみならず,広く共同研究がなされている昨今,authorshipの問題は避けることができません,今回と次回の2回に分けて,それぞれ論文のauthorshipの取り扱い方(あまり当たり障りのない話題),およびauthorshipのより深い問題(やや話しにくい内容)を中心に取り上げます.Principle investigator(PI)や指導医の方々には,いまさらお話しする内容ではありません.ご了承ください.しかし,若手の医師・研究者にはおそらく誰も教えてくれませんので,ここで取り上げたいと思います.
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