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特集 整形外科医のための臨床研究の進め方—立案から実施まで
個人情報保護に関連する用語とその解釈
Terms and Interpretations on Personal Information Protection
藤田 卓仙
1,2,3
Takanori FUJITA
1,2,3
1東京財団政策研究所
2慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
3名古屋大学経済学研究科
1The Tokyo Foundation for Policy Research
2Department of Health Policy and Management, School of Medicine, Keio University
3Nagoya University Graduate School of Economics
キーワード:
個人情報保護法
,
act on the protection of personal information
,
研究倫理
,
research ethics
,
同意
,
consent
Keyword:
個人情報保護法
,
act on the protection of personal information
,
研究倫理
,
research ethics
,
同意
,
consent
pp.1185-1190
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408203119
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個人情報保護法は3年毎に改正の検討が行われる.その次回の見直しに向けての検討において,現在,複数の用語の定義が乱立している課題が指摘されている.個人情報保護法の用語は,研究倫理指針でも同じ定義で用いられるため,医学研究を行う研究者にも一定の理解が求められる.本稿では,「個人情報」「要配慮個人情報」等の重要なものに絞って解説を行う.また「同意」に関する考え方は,個人情報保護法におけるものと研究倫理指針や臨床現場におけるインフォームド・コンセントと異なる部分があると思われるため,留意が必要である.
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