Japanese
English
レター
看護部倫理委員会:日本流の進展への課題と期待
Development of nursing ethics committees in Japan: benefits and challenges
小西 恵美子
1
,
前田 樹海
2
,
八尋 道子
3
,
坂本 明子
4
Emiko KONISHI
1
,
Jukai MAEDA
2
,
Michiko YAHIRO
3
,
Akiko SAKAMOTO
4
1鹿児島大学医学部
2東京有明医療大学看護学部
3佐久大学看護学部
4水戸赤十字病院
1Faculty of Medicine, Kagoshima University
2Faculty of Nursing, Tokyo Ariake University of Medical and Health Sciences
3School of Nursing, Saku University
4Japanese Red Cross Mito Hospital
キーワード:
看護部倫理委員会
,
臨床ナースの研究
,
研究倫理
,
利益相反
,
多職種による審査
,
nursing ethics committee
,
clinical nurses' research
,
research ethics
,
conflict of interest
,
multidisciplinary review
Keyword:
看護部倫理委員会
,
臨床ナースの研究
,
研究倫理
,
利益相反
,
多職種による審査
,
nursing ethics committee
,
clinical nurses' research
,
research ethics
,
conflict of interest
,
multidisciplinary review
pp.78-80
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1 .はじめに
倫理委員会には二つの成り立ちがあり、それぞれ別の役割がある。すなわち、①人を対象とする研究の倫理的妥当性を審査する研究倫理委員会(IRB)、および、②臨床場面で生じる倫理的問題を話し合う臨床倫理委員会(CEC)である。第6回日本看護倫理学会年次大会において、交流集会「アン先生と語ろう看護部倫理委員会:役割は倫理審査? 臨床倫理? その両方?」を筆者全員で企画・開催した1。ここで、特別コメンターのAnne J. Davis先生から、すでに40年の歴史をもつ「アメリカのIRBとCEC」について、詳しくお話しして頂いた。交流集会の内容については、本学会誌の別のレター2で、アン先生のお話の概要を紹介し、本交流集会の企画者の一人であった臨床看護師が、上記CECの役目を焦点に、日本における看護部倫理委員会メンバーとしての所感を記した。それに続く本稿では、交流集会の企画者4名が、ナースの研究を焦点に、本交流集会を振り返り、論考する。
Copyright © 2014, The Japan Nursing Ethics Associatin. All rights reserved.