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◆特集 作業を使う
進行性筋ジストロフィー病棟の難病患者と作業活動
Progressive Muscular Dystrophy Patients and Their Occupational Activities in the Hospital
佐藤 智恵子
1
Chieko Sato
1
1国立療養所東埼玉病院
1Department of Rehabilitation Medicine, National Higashi Saitama Hospital and Sanatorium
キーワード:
進行性筋ジストロフィー
,
難病患者
,
作業活動
Keyword:
進行性筋ジストロフィー
,
難病患者
,
作業活動
pp.29-34
発行日 1995年2月15日
Published Date 1995/2/15
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- 参考文献 Reference
要旨:難病患者は死をある程度意識して生活していかなければならない人達である.画期的な治療法もなく療養生活をしている患者にとって,作業療法に求められるものは心理支持的アプローチであり,自信をっけることであると考えている.素晴しい作品を完成させる積み重ねによって,自信を回復させ,自己実現のために努力できる力を育成できると考えている.作業活動は,物を生み出す喜びと,まだできるという感情があいまって,なによりも患者の心を支え励まし,生活に張りを持たせることに影響を及ぼすのである.作業療法士はこういった作業活動の特性をうまく使い,患者が自分の人生を自ら見つめ,前向きに考えていく力を養っていくのである.
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