Japanese
English
◆原著
正常児と学習障害児における傾斜反応の分析—傾斜角度と反応パターンを中心として
Analysis of The Tilting Reaction among Normal children and Children with Learning Disabilities
日田 勝子
1
,
土田 玲子
2
Katsuko Hida
1
,
Reiko Tsuchida
2
1熊本リハビリテーション学院
2長崎大学医療技術短期大学部
1Kumamoto Rehabilitation School
2School of Allied Medical Sciences, Nagasaki University
キーワード:
正常児
,
学習障害児
,
平衡反応
,
評価・検査
Keyword:
正常児
,
学習障害児
,
平衡反応
,
評価・検査
pp.203-213
発行日 1991年8月15日
Published Date 1991/8/15
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- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:本研究は手動式傾斜台を使用し,正常児と学習障害児の立位傾斜反応の特性について分析を試みたものである.対象は4〜9歳の正常児80名,6〜10歳の学習障害児17名であり,開眼閉眼条件にて左右前後の傾斜刺激を加え,その際の転倒角度と姿勢反応パターンの分析を試みた.その結果,正常児群の転倒角度に発達的変化は認められなかった.しかし,姿勢反応パターンには幾つかの特徴的な反応が観察され,発達的にその出現率が変化する傾向が一部見られた.学習障害児群については全体として正常児群と比較すると転倒角度では開眼側方傾斜時に,また,姿勢反応パターンでは前方傾斜時に反応の未熟性が観察された.
Copyright © 1991, Japanese Association of Occupational Therapists. All rights reserved.