Japanese
English
◆ケーススタディ
改めてOTの対象となった不器用児
Occupational Thereapy Reordered for a Clumsy Child
中山 修
1
Osamu Nakayama
1
1川崎市中部地域療育センター
1Kawasaki City Rehabilitation Center
キーワード:
学習障害児
,
感覚統合
,
作業行動
Keyword:
学習障害児
,
感覚統合
,
作業行動
pp.624-633
発行日 1989年8月15日
Published Date 1989/8/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨:「不器用」という主訴で来所し,いわゆる機能障害が軽いためにOTの対象とならなかったこどもが,また同じ主訴でOTへ回ってきた.彼は,実際には感覚統合障害や適応行動上の様々な問題を持っていた.
従来からの肢体不自由児に対する作業療法とは異なる視点から患者の問題や作業活動をみる必要があった.特に,適応行動の障害をどのように分析し,作業活動に結びつけるかが課題となった.そこで動機づけられた行動の認知論的モデルで行動の遂行過程の面からも障害について考察し作業療法を行った.
1年で作業療法を終了する予定であったが,集団の中で役割行動がとれていないので,小集団のOT場面を設定して,更に1年継続した.
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